ニコチン入り電子タバコが税関で止まった時の手続き方法|通知が届いた場合の対応を解説
海外からニコチン入り電子タバコやニコチンリキッドを個人輸入した際、荷物がすぐに配達されず、税関で確認が行われることがあります。
「追跡が税関から動かない」
「税関からハガキや通知が届いた」
「何を提出すればいいの?」
このような場合でも、まずは通知内容を確認し、求められている手続きを順番に進めることが大切です。
この記事では、ニコチン入り電子タバコが税関で止まった場合の基本的な対応方法を解説します。

ニコチン入り電子タバコは個人輸入できる?
日本では、ニコチンを含む電子タバコ用リキッドやカートリッジは、医薬品医療機器等法上「医薬品」として扱われます。
ただし、個人が自分で使用する目的で一定数量まで輸入する場合は、輸入確認証を取得せず、税関限りの確認で通関できる場合があります。
厚生労働省が示している1か月分の目安は、以下のとおりです。
⚫︎タバコ換算:1,200本分まで
⚫︎吸入回数:12,000 PUFFまで
⚫︎カートリッジ:60個まで
⚫︎リキッド:120mlまで
吸入回数とリキッド容量の両方が表示されている商品については、基準に照らして通関可能数量が少なくなる方が判断基準となります。
また、同一貨物にカートリッジとリキッドが含まれている場合は、それぞれを別枠として扱うのではなく、合算して判断されます。
なぜ税関で止まることがある?
税関で確認が行われる理由は一つではありません。
たとえば、
⚫︎ニコチン入り商品であることが確認された
⚫︎商品の数量を確認する必要がある
⚫︎PUFF数やリキッド容量の確認が必要
⚫︎個人使用目的か確認する必要がある
⚫︎輸入確認証が必要な数量に該当する可能性がある
などが考えられます。
そのため、「税関で止まった=没収された」という意味ではありません。
税関や厚生局から求められている確認内容を把握して対応することが重要です。
税関からハガキ・通知が届いた場合
海外から届いた荷物について確認が必要になると、税関からハガキなどで連絡が届くことがあります。
まず確認したいのは、
「何について確認を求められているのか」
という点です。
自己判断で書類を送るのではなく、ハガキや通知に記載されている内容・連絡先を確認してください。
① 購入した商品の内容を確認する
最初に、注文した商品の詳細を整理しておきましょう。
確認しておきたいのは、
⚫︎商品名
⚫︎購入数量
⚫︎1個あたりの容量
⚫︎合計容量
⚫︎1個あたりのPUFF数
⚫︎合計PUFF数
⚫︎ニコチン含有の有無
⚫︎購入金額
⚫︎注文者・輸入者の情報
などです。
注文確認メールや購入履歴、商品ページなども確認できる状態にしておくとスムーズです。
② 個人輸入の数量を確認する
次に、今回輸入した数量が税関限りの確認で通関できる範囲に入っているか確認します。
たとえば、ニコチンリキッドの場合は120ml、使い捨てタイプなどPUFF数が表示されている場合は12,000 PUFFが一つの基準です。
ただし、商品の仕様によって判断方法が変わる可能性があるため、単純に「120ml以下だから必ず大丈夫」「12,000 PUFF以下なら必ず通る」と考えるのではなく、実際の通知内容に従ってください。
③ 税関・厚生局から求められた資料を準備する
荷物の内容について確認を求められた場合は、指定された資料を準備します。
状況によっては、
⚫︎注文内容が分かる資料
⚫︎商品ページ
⚫︎商品の容量・数量が分かる資料
⚫︎PUFF数が確認できる資料
⚫︎インボイス
⚫︎支払い・購入内容が確認できる資料
などが確認資料になる場合があります。
必要な書類はケースによって異なるため、通知に書かれていない資料を自己判断で提出するのではなく、税関または担当する地方厚生局の指示を確認しましょう。
④ 1か月分を超えている場合
厚生労働省の案内では、1か月分を超えるニコチン入りカートリッジやリキッドを個人輸入する場合、「輸入確認証」の取得が必要です。
電子タバコについて1か月分を超える数量の輸入確認申請を行う場合、医師による処方箋または指示書が必要と案内されています。
そのため、「数量を超えていても申請書を書けば必ず通関できる」というものではありません。
必要な書類を用意できない場合は輸入できないことがあります。
⑤ 輸入できない場合は返送などを確認する
必要な条件を満たせず輸入できない場合は、購入元にキャンセル・返金などについて相談したうえで、通知を出した税関に荷物の返送などについて確認します。
返送方法や対応については、自分だけで判断せず、税関の案内に従いましょう。
税関で止まったら、まず何をすればいい?
基本的な流れをまとめると、
税関からの通知を確認
↓
注文した商品の数量・容量・PUFF数を確認
↓
税関限りで通関できる数量か確認
↓
通知に記載された税関・厚生局へ必要事項を確認
↓
指定された資料・手続きを行う
↓
輸入できない場合は返送等について相談
という流れになります。
「税関で止まった=違法」とは限らない
税関で荷物が保留になったからといって、それだけで直ちに違法な輸入と判断されたという意味ではありません。
海外から届く商品については、内容物や数量、法令上必要な手続きなどを確認するために通関が保留されることがあります。
大切なのは、税関から連絡が来た場合に放置せず、内容を確認して適切に対応することです。
個人輸入する前に数量を確認しよう
ニコチン入り電子タバコを個人輸入するときは、注文前に「合計何PUFFになるのか」「リキッドは合計何mlになるのか」を確認しておくことが重要です。
特に複数の商品をまとめて注文すると、気付かないうちに基準数量を超えてしまう可能性があります。
また、個人輸入はあくまで輸入者本人が使用することを前提とした制度です。国内での販売や他人への譲渡を目的とした輸入とは扱いが異なります。
まとめ
ニコチン入り電子タバコが税関で止まった場合でも、まずは慌てず税関から届いた通知内容を確認しましょう。
個人使用目的のニコチン入り電子タバコには一定の数量基準があり、現在の厚生労働省の案内では、タバコ1,200本分、12,000 PUFF、カートリッジ60個、リキッド120mlなどが1か月分の目安として示されています。
基準を超える場合には輸入確認証が必要となり、電子タバコの場合は申請に医師の処方箋または指示書が必要とされています。
実際の通関判断は商品や輸入状況によって異なるため、税関から通知が届いた場合は、記載されている税関または管轄の地方厚生局へ確認しながら手続きを進めましょう。




